ジメジメとした梅雨に入り、気分も空模様のように重たくなりがちな時期。新入社員からすると「テンションが下がる時期」です。
この時期、経営者や人事の方から弊社によく寄せられるのが、次のような声です。
- 「4月に研修したのに、新人の表情が曇ってきた」
- 「5月病はなかったが、今になって“遅れてくる疲れ”を感じているようだ」
- 「中堅社員が何となくマンネリ気味で、声が小さい」
6月は、新入社員や若手社員にとって、“ゆるみ”や“中だるみ”が目立つ時期なのです。
今回は、この時期特有の「振り返り研修」について、弊社の支援事例をもとにご紹介します。
6月は「働く側」にとってどういう時期か
カレンダーを見れば明らかですが、6月は祝日がない唯一の月です。
さらに、梅雨によって天気が悪く、仕事以外の面白みを見つけにくい時期なのです。
それも相まって、心理的に疲れやモヤモヤが表面化する時期でもあります。
特に、新入社員にとっては「一人で仕事を任されたのに、うまくできない」「質問しづらい」といったタイミングです。
企業側にとっての6月:立て直しと予防の月
4月・5月は「スタートアップ」「見極め」の時期という捉え方をしている企業が多いでしょう。
6月は「立て直し・軌道修正・不調の予防」に最も適した月だと考えるかと思います。
このタイミングで力を入れることで、7月以降の夏場・秋口の成長に弾みがつけましょう。
OJT・受け入れ体制の再点検
現場でのあるあるが、「忙しくて新人を見ていない」「最初は丁寧に教えたが、あとは放置」などの声。
ここで育成計画の棚卸しを行うことで、“見過ごされていた課題”に気づくきっかけになります。
メンタル面の変化の可視化
特に中堅〜若手社員に向けて、「最近どう?」といったいわゆる寄り添うだけの面談ではなく、研修という形で“あえて言語化させる場”を設けることが効果的です。言語化することでなんとなくモヤッとした状態から抜け出すようにしてあげましょう。
「6月の中間研修」例
弊社では、以下のようなテーマで「6月限定」の短期研修やフォローアップを設計しています。
◆ 新人向け「配属後フォローアップ研修」
- 報連相の実践状況チェック
- ミスや困りごとの自己開示と対策
- 上司とのすれ違いパターン分析
- 小さな成功体験の振り返り
◆ OJT担当者向け「育成の質向上セミナー」
- 忙しい中でも“育てる関わり”をどうつくるか
- フィードバックと問いかけの技術
- 育成進捗の可視化と計画の再整理
▶ 現場の疲れや不満を整理しつつ、“育成する側”のモチベーションも支援します。
6月研修=7月の加速
6月は成長の準備月と捉えてください。。
ここで一度立ち止まり、全社員に「自分の成長」「会社の方向性」「仲間との連携」を再確認させることが、夏以降の成長を促すことは間違いないです。
しかも、6月は新卒採用も落ち着き、スケジュールの調整がしやすい企業が多いです。そのため、「密度の高い研修を仕込みやすい時期」でもあります。忙しくなる7〜8月前に、ぜひ一度、育成の“棚卸し”をしてみてはいかがでしょうか。
若手育成は言語化が肝
研修は、成長のためのきっかけづくりです。
そのきっかけを与えるタイミングは非常に重要です。
- 新人が「自分なりの働き方」に悩む
- 中堅が「仕事に慣れてきたが、目標を見失う」
- 上司が「育成疲れ」を感じ始める
そんなタイミングのきっかけづくりが組織の未来を変えていきます。
株式会社SecondEffortでは、
■ 新人向け・中堅向け・OJT向けの6月カリキュラム
■ 面談設計・進捗チェック・評価基準の見直し支援
■ 育成フローの“棚卸し伴走”サービス
などを一括でご支援可能です。
「最近ちょっと気になる変化がある」「このままで大丈夫か不安」そんなお声があれば、どうぞお気軽にご相談ください。